韓国の年間行事 ~3月(前)~

【3月】 3・1節(サミルジョル)~日本からの独立を求めて~

3・1節は制憲節(7/17)・光復節(8/15)・開天節(10/3)とともに
韓国4大祝日となっています。

日本の植民地支配に抵抗し、大規模な独立運動が行われたのが1919年3月1日。
その運動をたたえ、1949年に祝日となりました。

日本と深く深く関わりのあるこの祝日。
日本人なら知っておくべきではないでしょうか。

 

3・1独立運動について

1910年に日韓が併合され韓国は日本の植民地とされました。
それから10年後の1919年3月1日正午。

パコダ公園(現在のタプコル公園)にて独立宣言書が読まれました。
子供も学生も主婦も、世代や階層関係なく立ち上がった人々は、
武器を持たずにただただ「独立万歳」と叫びながら、太極旗を振り続けたのです。

しかしそれに大して日本軍は弾圧を行い、7500名近くが無差別に殺害されました。

 

 

3・1節の記念行事

現在では文化交流も盛んになり日本と韓国の関係はとても身近なものになりました。
しかしそんな今でも、韓国国民にとって大きな意味を持つのがこの3・1節です。

街や家の軒先などに太極旗が掲げられ、タプコル公園周辺では記念行事が行われます。
万歳運動が再現されたり、国学の演奏が行われたり、写真などの展示が並んだりします。

 

またこの日は、歴史の教科書問題や竹島問題などの現在の日本と韓国が抱えている問題に対し、
デモ運動や集会が開かれることも多いです。

日本人がこの行事に参加してはいけないとか、危険な目に遭うなんてことは決してありません。
雰囲気としては楽しいお祭り・イベントが開催されている感じです。
この祝日の意味を知っている日本人は居づらいかもしれませんが、
自由と平和の大切さを体感でき、日韓両国の歴史について考えさせられることでしょう。

 

独立運動に関してもっと知りたい方へ

地下鉄3号線の独立門駅に「西大門刑務所歴史館」があります。
日本政府が独立運動家を投獄した監獄や処刑場が残っています。
また取り調べの際に行った拷問が人形で再現されています。

その雰囲気は物々しく、目を覆いたくなるような展示物もたくさんあります。。
特に日本人である私はとても平常心で見て回ることができませんでした。

 

この歴史館に行くことをお勧めしているわけではありませんが、
日本では知ることの出来ない事実がそこにはあります。
日本人が忘れてしまっている歴史が韓国ではこのように残っているんだ・・と衝撃を受けるでしょう。

 

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