韓国の年間行事 ~8月~
8月 8・15光復節(クォンボッチョル)
8月15日は日本の支配から解放された独立記念日で光復節(クォンボッチョル)といいます。
韓国は1910年8月29日に日本に併合され、屈辱的な支配を受けてきました。
1945年8月15日の日本の敗戦(終戦)と同時に開放されたのです。
8月15日は日本では終戦記念日で、戦争の犠牲者を慰霊する日ですね。
それと同じ日、韓国では日本から開放されたことを記念した祝賀行事が行われているのです。
そのことをどれほどの日本人が知っているでしょうか?
光復節の祝賀行事
8月15日は1948年8月15日の大韓民国政府が樹立された記念日でもあります。
この日は天安にある独立記念館を会場に、大統領も参加する大々的な祝賀行事が行われます。
また家庭や企業では太極旗を掲げ、韓国各地で記念イベントが行われています。
最も大きなイベントが行われるのがソウル市庁前。
イベント参加者みんなで行う万歳三唱や、歌手によるライブコンサートで盛り上がります。
日本に併合されていた頃の写真や資料が展示されたり、パレードなども行われます。
日本に対する反応
基本的には数ある祝日のうちの一つであり、多くの人はいつもの休日を楽しんでいます。
しかし、光復節が近づくと、日本との歴史問題がメディアで取り上げられることが多くなり、
日本に対して厳しい批判を示すような報道が増えるのも事実です。
また、繁華街では竹島問題などに対する大規模なデモが行われる場合も多いので、
日本人観光客がその現場に遭遇してしまうこともよくあるでしょう。
だからといって日本人に危害が及ぶようなことはありませんのでご安心ください。
日本人も韓国人を8月15日のことを決して忘れず、
両国の歴史を振り返り、改めて考える日になればいいですね。