韓国の習慣 【家庭の住宅事情】

韓国人はどんな家に住んでいて、どんな生活をしているのでしょうか?
なかなか知ることの出来ない生活事情。まずは住まいについて詳しくお話しましょう!

韓国の住宅事情

首都であるソウルでは人口の増加に伴って、マンションがニョキニョキと増え続けています。
韓国には地震がないためマンションは高層なものばかりです。

高層のためエレベーターが何機もついていたり、
入口にフロントのようなものがあり警備の人が常駐していたり、
1階にコンビニがあったり、そのスタイルは様々です。

いつかはマイホームを!と夢見ているのは日本人と同じです。
しかしソウルの中心部ではなかなか厳しいのが現状ですね。

 

韓国の賃貸システム

マイホームを夢見ながら、賃貸の家で暮らしている人がほとんどでしょう。
韓国では賃貸の種類が2つあります。「チョンセ」「ウォルセ」といいます。

 

チョンセ

チョンセは、最初に高額の保証金(チョンセ)を払うが、月々の家賃は払わなくていいシステムです。
最初に払ったチョンセはその家を出て行く時に全額返金されます。

おや?そうすると家主の収入はどうなるの?という疑問が出てきますね。
家主は受け取ったチョンセで投資をしたり、銀行に預けたりして運用し、利益を作ります。

チョンセというシステムが根付いたのは、韓国の銀行の利子がとても良かったからです。
リスクのある運用をしなくても、銀行に預けておくだけで安定した収入が得られていました。

しかし最近では銀行の利子が下がってきているため、チョンセ制度をとる家主も減ってきています。

 

ウォルセ

ウォルセは日本の賃貸と同じように、月々の家賃を払うシステムです。
この場合も最初に保証金を払いますが、チョンセと比べれば低額で、それも出て行くときに全額返金されます。

万が一ウォルセが払えない時があれば、保証金から差し引かれます。

特にウォルセの場合は家主との直接交渉で、金額に融通が利くことも多いです。
そして日本では人が出て行った後、部屋の壁紙を張り替えたりとピカピカにクリーニングをしますが、
韓国ではそのようなことは一切ありません。前の人が出て行ったままの部屋に次の人が入るのです!

賃貸システムひとつとっても、こんな違いがあるんですよ。驚きですよね!

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