韓国の携帯電話事情

今や携帯電話は1人1台、子供から大人まで誰もが持つ時代になりました。
韓国の携帯普及率は日本を上回る約95パーセントと言われています。

ここではそんな韓国の携帯電話事情についてご紹介します!

韓国の携帯電話サービス

韓国の携帯電話通信会社はSKテレコム・KT・LGテレコムの3社です。

この中で圧倒的なシェアを誇っているのがSKテレコムで、全体の約50%を占めています。
KTが約30%、LGテレコムが約20%と追い上げを図っている状況です。

日本の通信会社であるNTTドコモ・softbank・auと状況はよく似ていますね。

韓国の携帯電話の番号は「010」で始まります。
料金はプランなどにもよりますが、1ヶ月5万~7万ウォン(約3000~5000円)ぐらいです。

私は一番安いプランで通話はあまりしなかったので、毎月4万ウォンしない程度でした。

 

韓国の携帯メールは「ムンチャ」!

韓国の携帯電話のメールは문자(ムンチャ)といいます。
ムンチャは通信会社に関係なく、相手の電話番号に送ることができるメールです。

日本でいうショートメールですね。

ムンチャは1通20ウォン(約2円)程度と安いですが、一度に40文字しか送ることが出来ません。
そのため文字をくっつけたり、ムンチャならではの略語が使われます。

韓国語そのものに慣れていなかった頃は、友人からの気軽なムンチャを解読するのに
かなり苦労しました。

例えば「내일(明日)」が「낼」、「지금(今)」が「짐」
「열심히 공부해(勉強頑張って)」が「열공해」と、こんなに省略されてしまうんです!!

 

驚くべき韓国の通話マナー

せっかちという言葉はよくないかもしれませんが、思い立ったら即行動する気質のある韓国人。
メールも使いますが、すぐに電話をかけます。

また特に用事がなくても「何してるの?」「ご飯食べた?」「宿題やった?」と
頻繁に連絡を取り合います。

韓国人は電車やバスの中、公共施設や病院、いつでもどこでも携帯で話をします。
それも割りと大きな声で、周囲の人に聞こえてしまうことを気にすることはありません。

また韓国では仕事中でも割と自由に携帯を使うことができるようです。
ここで日本人の私が目撃した驚きの携帯事情を紹介しましょう。

タッカルビのお店で食事をしている時のこと。

座席テーブルの鉄板で店員さんがタッカルビを炒めて作ってくれるお店だったのですが、
炒めている最中に「ピロピロ」と店員さんの携帯が鳴りました。

その時点で日本では「それ、ダメでしょ!」と思うところですが、
その店員さんは「もしもし?」と普通に電話に出て話し始めたのです!!

そして客の目の前で携帯片手に話をしながら、料理を作っているんです!!
あまりに驚いて私はポカーンとしてしまいました・・

人とのつながりや絆の深い韓国人にとって、携帯は必要不可欠なんですね。
こまめに連絡を取り合うということは、その人との仲を大事にしている証拠なのです。

日本人はただ連絡をするのにも気を遣いますが、そこは韓国人を見習ってもいいのかもしれませんね!

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